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 2018.05.09 UP DATE
山口藍展 「今と古ゝに」YAMAGUCHI Ai “ima to koko ni”


「とうげのお茶や」で暮らす遊女たちの姿を通し、
ただひたすらに美しいと感じられるものが作りたいと
構築されてきた作品の世界観は、特徴的な「ふとんキャンバス」だけでなく
和紙や板、貝殻、陶板など素材が持つ様々な可能性と呼応して
移ろいゆく季節の一瞬の美しさと流れる時間の蓄積が同居しています。
古今和歌集の歌を書と絵で展示した、東京では5年半ぶりの新作展です。

”自分が何を求めてそれに追いつき表現しようとしているのかを考えていたとき、
導かれるように中井正一著「美学入門」を手にとりました。
その中に綴られた言葉によって思考が具体的に解決されていきながら、
長く描画するうちにえぐられたり削られたりして
自然と表出したひつの秩序のようなものを得られたように感じました。
心地よく舟がするすると前進するように、
作品が人々の言葉にならない感情を穏やかな景色に置換できれば幸せな事です。”

山口藍

2018年5月9日(水)- 6月9日(土)11:00 - 19:00/ 日・月・祝日休廊
ミヅマアートギャラリー


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 2017.02.03 UP DATE
髷とか江戸風俗はかむろといわれる女の子に体現されている。

「はなすことはこのやまほど」2008年 221✕236cm
© ai yamaguchi・ninyu works Courtesy Robert & Tilton Gallery, Los Angeles

”遊郭の女性たち、特にこれからその世界に入っていくかいかないかの時代の女性たちが
江戸の粋とかを体現していると思うし、生活の中で滲み出てくる女性の姿を描いていきたい。”
古今集のことばを通じて感じる閃きが絵のモチベーションになっているという
彼女自身の想いは「作品をみる」でお聴きください。
event
 2012.11.08 UP DATE
山口藍展「ほし」2012.11.MIZUMA ART GALLERY


山口藍展「ほし」
2012.11.21~12.22
11:00-19:00 /日月祝休廊

今回の「ほし」というタイトル には
自分が生み出す作品が誰かの
もしくは何かの通過点において
光っていてほしいという
作家の願いが込められています。

したぎえにきえる波 2012
  パネル、毛布、綿布、アクリル絵具
(c)ai yamaguchi・ninyu works

courtesy Mizuma Art Gallery
2012年は、香港の10 Chancerylane galleryでの個展、
シドニーのニューサウスウェールズ州立美術館でのグループ展への参加、
スパイラルガーデンでのPIP&POPとの2人展と、
それぞれの展覧会で新作を発表し、精力的に活動を行ってきた。
その一年の結実とも言える本展では、
山口独自の支持体である“ふとんキャンバス”の上に、
自らが追い求めてきた理想の美をそなえた少女たちを描くという原点に
今一度 立ち返り、ストレートでありながらも、より深化した作品群を展示いたします。

かきくらし 降る白雪の 下ぎえに 消えて物思ふ ころにもあるかな

という古今和歌集の和歌の一部がタイトルに付けられた4点の連作では
春画をデフォルメし、山口独自の解釈で画面を構成しています。
円形のふとんキャンバスには、着物の柄をもとにした文様が
キルティングのように織り込まれており、あらたな支持体の制作への挑戦が見られます。

「作品をみる」vol.1〜2で作品とおしゃべりをお楽しみください。

道すがら:2010 154.5×187.2×9cm パネル、毛布、綿布、アクリル絵具
撮影:宮島径/photo by MIYAJIMA kei
(c)ai yamaguchi・ninyu works  Courtesy Mizuma Art Gallery
event
 2012.11.07 UP DATE
山口藍展「きゆ」2010.2.MIZUMA ART GALLERY
山口藍展「きゆ」
2月10日(水)−3月13日(土)
MIZUMA ART GALLERY個展。
「きゆ」=「消ゆ」と題された
今回は、「消える」という事象
の変化の中から イメージを掬い
取る形で制作が行われました。
溶けてなくなる雪、
       燃え尽きる炎。
そしてミヅマアートギャラリー
新スペースのある飯田橋界隈が
かつて海辺であったことから、
消えてしまった水面。

「けぬる」 2009
パネル、綿布、毛布、
アクリル絵具 72×80cm
「百の花、雪はふりつゝ」
撮影:宮島径
(c) ai yamaguchi ・ ninyu works
Courtesy Mizuma Art Gallery
山口藍は江戸時代の風俗を下敷きに創作した「とうげのお茶や」で遊女として暮す
女の子達の姿を、独特の支持体を用い、繊細で明解な描線と色面で表現しています。
本展は18枚の壁面で室内空間を形成する組立式壁画「百の花、雪はふりつゝ」を
中心に、パネルを毛布と綿布でくるんだ“ふとんキャンバス”では過去最大サイズの
大作と、最小サイズの作品とで構成されます。

キャンバス作品の形の元になっているのは、あらわれては消え、形を結んだ思った
瞬間に再び消えてしまう、お香から立ちのぼる煙の一瞬の形です。
それは春にたなびく霞や、飯田橋の海面からわく水蒸気がまるで蜃気楼のように
見えるイメージにも重なります。


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 2012.11.06 UP DATE
おふとん、蛤。画材へのこだわりも独特。


あやめも知らぬ山:2009/アクリル、綿布、毛布、パネル/31.5x111x5.5cm

”工芸で染色の勉強をしていた事もあって、おふとんとか蛤とかまるっこい画材とか。
たんに絵が一枚あるだけでなく、モノとしての存在価値に魅力を感じるんです。
”工芸ってなんて手がかかる大変な作業なんだろうと身にしみているだけに
キャンバスだけでなく何かひとてま手をかけたい、という気持があるんですね。

花になく:2014 パネル、綿布、アクリル絵具 32.5×57.5×7cm
officialsite
 2012.11.05 UP DATE
山口藍オフィシャルサイトはこちらから
→http://www.ninyu.com/ninyu.html
 
 profile
山口藍



Seattle Art Fair 2017に参加
2017.8.4~6
CenturyLink Field Event Center
《春でも秋でもない冬》



2017年個展開催
ニケ キュレーターズセレクション
#02 山口藍展
2017.4.14〜5.24  10:00 - 17:00
日曜祝日休館/入場 無料
女子美ガレリアニケ東京
東京都杉並区和田1-49-8 
女子美術大学杉並キャンパス1号

「古今和歌集の巻末にある真名序は
和歌の本質や働きについて書かれて
いるが、その中の“心地”と“詞林”
ということばをタイトルにした。」
(プレスリリースより)


籠の華:2002年
(c) ai yamaguchi, ninyu works

1977 東京に生まれる
1995 女子美術大学芸術学部工芸科
1999 ninyu works結成

その他の主な個展:
2012
「明日また」
 10 Chancery Lane Gallery /香港

「月はかくれた」(部分)DM抜粋

2011 
「雲隠」 AKI Gallery /台北、台湾
「ほがらほがら」
  NADiff Gallery /東京
2008 
「花は野にあるように / Flowers
    as they are in the field」
 Roberts & Tilton /Los Angeles    
2007 
「山、はるる」
 ミヅマアートギャラリー /東京
2006 
「E no e: Pictures of Pictures」
  GR2 /Los Angeles
2004 
「おやすみ」
  Shaheen Modern &
 Contemporary Art/Cleveland
2003 
「すくうとこ」
  Roberts & Tilton/Los Angeles
2002 
「山口藍 個展」
  Stefan Stux Gallery /NewYork


エッチング集『よろこび』

限りなき きみがためにと 
おる花は 時しもわかぬ 
物にぞありける-
古今和歌集 :新 日本古典文学大系

このエッチングのシリーズは
四季の草花と各季節のよろこびを
テーマにしています。
それぞれ四季を代表する花では
あるけれど、デフォルメして
どこか非現実的な存在に見える
よう描いています。
この歌にもあるように、草花が
この世に存在しない想像のもの
とも捉えられるように、
と考えているからです。
版元 :Edition works

初の作品集「ほがらほがら」
\4.410-/羽鳥書店