interview
 2009.10.30 UP DATE
古川タクの仕事場はおもちゃ箱をひっくりかえしたようだ。
首都高速を見下ろすマンションの一室に、古川タクの仕事場があります。 入り口には、趣味で集めたというゼンマイ仕掛けのおもちゃがぎっしり。 タクさんならではのユーモラスな絵の趣味が部屋に溢れている。
「僕の場合、絵を描くようになったのは、子供の頃からすごく落書きが好きで、 そのままの延長線上でここまで来ちゃった(笑)。 イラストを描く時は、自分の中でそれを面白がるっていうか、自分が面白いって思う ものを描く感覚で作っていますね。
「アニメーターの方というのはすごい能力があると思うのですが、僕の場合は自分が 描いた絵を時間軸で動かしてみたいなあという単純な思いつきだったんです。 絵は1枚だけれども、それが重なって動きがでたりすることがすごく面白くてね。 パラパラ漫画の面白さみたいな。いまだにそこに魅力を感じますよね。 見方によっては進化してないってことにもなるかもしれませんが(笑)
「僕の場合、考えるよりも先に手が動いているというか、描きながら考えるというの が多いですね。最初からきちんとデッサンをするのではなくて、落書きからの発想や 着想です。だから一生をかけて何かを追求する、みたいなことはなくて、行き当たり ばったり。それがまた自分では面白いと思っているんですけどね。 一応アイデアを書き留めておくメモ帳ももっているんですが、そこに描くのはホント なぐり描きだったりするものですから、後で見て自分で何を書いたかわからなくなる こともしばしばです(笑)
「音楽は好きですね。ロックもフォークも。みんなが音楽に熱中した時代がありまし たよね。僕の世代はそれよりももう少し前だったので、聴くこと専門でしたが、もし 私がその時代に生まれていたら、筆ではなく楽器を持っていたと思いますね。
「個人的にはコンピュータはとても面白いおもちゃだと思って、マックが80万円と かしていた頃から購入して遊んでいました。それこそモニターのイラストをムービー カメラで撮影して、ノイズの出ないところだけを編集してアニメーションにしたり。 今はコンピュータの性能もソフトも充実し、自分のスキルも一応上達して。(笑) ようやくアニメーション作家の仲間入りができたかなと。 でも基本は、コンピュータもひとつの道具ですからね。やはり大事なのは、 どんな面白いものを作るかという僕自身の問題だと思っています。
 
日本ポルトガル修好150周年プロジェクト公開。
東京工芸大学タクゼミ「南蛮屏風アニメーション」が面白い。
古川タクの仕事場はおもちゃ箱をひっくりかえしたようだ。