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 2017.04.10 UP DATE
開館5周年記念「ヨコオ・ワールド・ツアー」

《New York》1968年/《ME MELANCHOLIA》2010年 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)

見聞きしたものを独自に変換し、編集して自身の作品に取り込む横尾忠則にとって
外国への旅はイマジネーションの宝庫でした。
1964年のヨーロッパ旅行以来、横尾は世界各国を訪れています。
なかでも1967年のニューヨーク、
1974年以降繰り返し訪れるインドは横尾の作品に多大な影響を与えました。
さらに、1980年にはニューヨーク近代美術館でのピカソ展を機に
画家に転身するなど、旅は横尾の生き方に深く関わっています。
本展では、初渡米から4ヵ月にわたって滞在し、
シルクスクリーンのポスターがニューヨーク近代美術館のコレクションとなるなど
大きな影響を与えたニューヨークを筆頭に、
1974年以降7回も訪れたインド、さらに楽園のイメージを求めて訪れた
ハワイやタヒチ、フィジー、サモア、バリ島など。
そして、画家転向後にパリ、サンパウロ、ニューオーリンズなどの国際美術展で
発表した作品を通して、世界に広がるヨコオ・ワールドを展覧します。


開館5周年記念展
「ヨコオ・ワールド・ツアー」

2017年4月15日(土曜日)
〜8月20日(日曜日)
10時00分−18時00分
金・土曜日は−20時00分
休館日:月曜日
ただし7月17日(月・祝)は開館
7月18日(火曜日)は休館


《A.W. misses M.D.》
2014年
国立国際美術館蔵
event
 2012.12.09 UP DATE
開館記念横尾忠則展「反反復復反復」 公開制作




横尾忠則原題美術館開館記念歳末公開制作では、多くの観衆が静かに食い入る様に
みつめる中、淡々と150号のキャンバスにドローイングが続けられる。
全体にまんべんなく色が重ねられていく。休憩をはさんで4時間あまり。
いつのまにか、背景と建物が浮きあがり、魔法のようにY字路が現出していく。

横尾忠則の作品の大きな特徴として、ある特定のモチーフが繰り返し何度も描かれる
事があげられます。例えば60年代の代表的な絵画シリーズ「ピンクガールズ」は、90年代に突如再生産され、近年にいたるまで断続的に描き続けられています。
また、2000年以降の横尾の代表的なシリーズのひとつ「Y字路」についても、
同じ場面が少しずつ変貌を遂げながら何度も描かれています。
元来、横尾芸術においては、既存のイメージを描き写すこと="模写"が極めて重要な
要素のひとつです。さらに、自らの作品をも"模写"の対象とする態度は、極めて独特
だといえるでしょう。それは単なる自己模倣ではなく、いわば確信犯的な営みで
あり、「作品は年代を追って展開するもの」、あるいは「美術作品にとって、
唯一無二のオリジナリティこそが重要である」といった常識に対する、批判精神に
裏打ちされているのです。
今回、本展のために新たに制作された新作を交えて、時空を超えて執拗に反復を
繰り返す、横尾忠則の独自の絵画世界に迫ります。

2012.11.3(sat)〜2013.2.17(sun):10:00〜18:00(金・土曜日は〜20:00)休館日:月曜日〔ただし12月24日(月・祝)、1月14日(月・祝)、2月11日(月・祝)は開館、12月25日(火)、1月15日(火)、2月12日(火)は休館〕
年末年始(12月31日・1月1日)





「作品をみる」キャプション(表記のないものは横尾忠則現代美術館所蔵)
vol.1 「愛のアラベスク」2012 油彩・布
   「モナリザ」1966 アクリル・布/岡野誠二氏所蔵
   「金歯」1966 アクリル・布/個人所蔵
   「暗夜行路 N 市-胸暗戞2002 油彩・布
   「Y字路」公開制作展示
vol.2 「よだれ」1966 アクリル・布/徳島県立近代美術館
   「香港ナイト」2008 アクリル・布/香港オペラギャラリー
   「お掘」2005 アクリル・布/個人所蔵
   「人生にはゴールがない」2005 油彩・アクリル・布/国立国際美術館
   「反射」1966.2007 アクリル・布/関邦治氏所蔵
vol.3「実験報告」1996 油彩・布/東京都現代美術館
   「宇宙蛍」1997 アクリル・布/兵庫県立美術館
   「月光の街」2003 油彩・布
   「金環蝕」2012 油彩・布
   「彼岸へ」2000 アクリル・布/東京都現代美術館[寄託]
information
 2012.12.08 UP DATE
時代を射抜いた鮮烈な作品の圧倒的なインパクトは今も続く。


1968年「新網走番外地」東映/マキノ雅弘監督
1998年「デザインの逆襲」新宿高島屋



1966年「ピンクガールズ モナ・リザ」
1972年「ザ・ビートルズ」「浅丘ルリ子裸体姿之圖」
当時、時代と寝ている。ということばが流行っていました。
横尾忠則はともかくショッキングに題材を選び、「新宿泥棒日記」では映画出演もし、それでいて
飄々と60年代から今に至るまで何かよくは見えない空気を見せ続けてくれているように思えます。

officialsite
 2012.12.02 UP DATE
横尾忠則のオフィシャルサイトはこちら
→http://www.tadanoriyokoo.com/
officialsite
 2012.12.01 UP DATE
横尾忠則現代美術館のオフィシャルサイトはこちら
→http://www.ytmoca.jp/
「ようこそ!横尾温泉郷」2016年12月17日(土)〜2017年3月26日(日)
2004年、横尾忠則は銭湯を改修した画廊での個展に、女湯の光景をモチーフにした
連作を発表します。まげを結った浮世絵ふうの女性たちが、身体を洗ったり、湯ぶねに浸かったり、
にぎやかにくつろぐ姿を描いたこれらの連作は、横尾が幼少時代に見た女湯のイメージを
反映しつつ、江戸の遊び絵にも通じる様々な仕掛けが画面のあちこちに隠されたユーモアあふれる
作品となっています。この〈銭湯シリーズ〉の発表をきっかけに、横尾は入浴にまつわる
もう一つのユニークな作品群〈温泉シリーズ〉を展開します。雑誌の企画で
国内の温泉地を旅しながら、紀行文と作品を掲載するという仕事を依頼された横尾は、
2005年から約3年間にわたって各地の温泉を訪れ、現地での取材をもとに制作を行いました。
それは単なる旅のスケッチではなく、人々との出会いや、その土地の歴史、
遭遇した出来事などが、横尾の個人的な記憶やイメージと結びついて構成された、
特異なヴィジョンであるといえるでしょう。
「ようこそ!横尾温泉郷」と題する本展では、これら2つのシリーズを軸に、美術館を温泉施設に
見立て、横尾の体験を通した温泉と観光の旅へとみなさまを誘います。

 
 profile
横尾忠則現代美術館



横尾忠則は1960年代に
アンダーグラウンド演劇のポスター
をエロスと妖しさが漂う総天然色の
デザインで制作して以来、
グラフィズムによって時代の流行を
つくりだし、日本文化をリードする
デザイナーとして注目を浴びました。
その一方でHANGAの制作にも積極的
に取り組んでいきます。
1982年に「画家宣言」を発した後も
ペインティングと併行して、版画の枠
を超えた作品を制作し続けています。
「HANGA JUNGLE」
2017.9.9〜12.24.



横尾忠則
十和田ロマン展 POP IT ALL
2017.6.17〜9.24.
十和田市現代美術館
1970年代初頭、横尾忠則は2年間
日本各地で風景画を制作しました。
その「日本原景旅行」シリーズには
十和田で描いた1973年
「十和田湖奥入瀬」もあります。
この“渓谷の奔流”は横尾のテーマ
「瀧」のルーツともいわれています。
本展では、横尾の画歴の中から 瀧に
関連する名作を選び、展示します。



1964年「POPでTOPを」
イラストレーションとは何かを
だれよりもさきがけて
じこのものとして取り組んだ。
T.I.C.年鑑より粟津潔の文章

ここポスターは
2017年東京ステーションギャラリー
「パロディ、二重の声
  日本の一九七〇年代前後左右」
でもメインヴィジュアルとなった。



開館記念展カタログ
反反復復反復:3.150円



一柳慧作曲/オペラ横尾忠則を歌う
ジャケットに描かれた自画像。
MILES DAVIS「アガルタ」
SANTANA「ロータスの伝説」
ジャケットも手がけている。



開館3周年記念展
横尾忠則 続・Y字路


1936年 兵庫県西脇市生まれ。
「暗夜光路」シリーズでは、
幼少時によく通った模型店付近
にあるY字路を集中して描いた。


「東京Y字路」国書刊行会:3.990円



1956年 神戸新聞社でグラフィック
デザイナーとして活動後、独立。

1965年 三島由紀夫と出会う。
1966年 状況劇場「腰巻お仙」


1967年 寺山修司の天井棧敷参加。
ニューヨーク近代美術館に作品が
パーマネントコレクションされる。
1969年 主役として出演した大島渚
監督の映画「新宿泥棒日記」公開。
パリ青年ビエンナーレ版画部門大賞
1973年 東京ADC最高賞
1974年 TBS向田邦子脚本のドラマ
「寺内貫太郎一家」では倉田という
謎の多い人物を演じた。
ワルシャワ国際
ポスタービエンナーレ金賞
1980年 ニューヨーク近代美術館で
開催されたピカソ展に衝撃を受け、
その後、画家宣言。
1982年 南天子画廊での個展は
「画家宣言」の実現とみられた。
1987年 兵庫県文化賞
1989年 バングラデシュ
アジアアートビエンナーレ名誉賞
1995年 毎日芸術賞受賞
1996年 ニューヨークADC部門銀賞
2001年 紫綬褒章受章
2008年 初小説集「ぶるうらんど」
で泉鏡花文学賞受賞
2011年 旭日小綬章受章
2012年11月3日
神戸市灘区横尾忠則現代美術館開館

主な個展
1972年ニューヨーク近代美術館
1973年ハンブルク工芸美術館
1974年
アムステルダムステデリック美術館
1983年パリ広告美術館
1987年セゾン美術館
1994年ラフォーレミュージアム
1997年兵庫県立近代美術館
神奈川県立近代美術館他。

作品はニューヨーク近代美術館、
ボストン美術館内・外80ケ所の
美術館などに収蔵。

「週刊少年マガジン」の表紙や
貴乃花・千代の富士貢の化粧廻し
宝塚歌劇団ポスター等もデザイン。

主な著作に
横尾忠則遺作集 粟津潔編:学芸書林
一米七〇糎のブルース横尾忠則日記
なぜぼくはここにいるのか :講談社
インドへ :文藝春秋
横尾少年:角川書店
横尾忠則の全ポスター:誠文堂新光社
滝狂 新潮社
横尾忠則全絵画 平凡社
人工庭園 :文藝春秋
温泉主義 :新潮社、ほか多数。

1968年
「続ジョン・シルバー」劇団状況劇場

1977年「インドへ」


昭和に蘇った絵草紙の傑作。
柴田錬三郎作/横尾忠則画
1975年「うろつき夜太」